源氏物語の香り、花散里と夏の練香「荷葉」

茶香房ひより

2019年07月30日 18:51

「高山別院の蓮の時期はまだだしね~」

なんて思っていたら、もう明日で7月は終わり。

あわてて作ります、

六種の薫物のひとつ「荷葉」です。



正◯丸やウサギのう〇ちではありません。

温めて使う夏のお香、「練香」です。

あっ!、練り香水とまちがえないでね。

源氏物語「梅枝」の巻で、

花散里が調合したもの。

夏の御方、花散里にふさわしいお香です。

その香りは「夏のはちすのすずしき香にかよいへり」。

「はちす」とは蓮のこと。

今回は源公忠の調合より。



しかし、昔の人は凄いです。

貝の蓋がお香の原料になるなんて

誰が考え付いたんだか。

とても重要なお香原料なんです。

さぁ~もう少し寝かせておきましょう。

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