今年はチャノキがたくさんの花をつけてくれました。

茶香房ひより

2019年10月24日 12:04



昨年から資料のひとつとして育てている、チャノキ。

学名は Camellia sinensis
カメリア・シネンシス

ツバキ科ツバキ属ですね。

とても小さな白い花を咲かせます。

通常、茶園では咲かせません。

それは次年度の茶の収量に影響してくるから。



ひよりは資料として育てているので

チャノキのありのままを観察しています。



品種はすべてやぶきた。

花をたくさんつけますが

実をつけることはありません。

それはなぜか?

チャノキは「自家不和合性」

自ら生殖できません。

近くに違う品種のチャノキがあって

昆虫が花粉を運んでくれば実が付きますけどね。



ツバキ科の仲間ですから

数日で花を落とします。

とても儚く、可憐な花。

椿の花より小さいですからね。

だ~れも気が付きません。

ほんのわずかな時を愉しむ、チャノキの花。

もうしばらく愉しむことできる…かな。


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