アロマテラピーとルネ・モーリス・ガットフォセと、火傷の伝説。

茶香房ひより

2019年11月19日 22:28



アロマテラピーを少し専門的に学んだことがある人ならば

一度は耳にしたことある、この名前。

ルネ・モーリス・ガットフォセ。

NARDのお勉強してる方ならば講師から

「ここ重要ですよ~、覚えてね!」って

言われたことあるはずです(よね?)

アロマテラピーをおこなう上で大事な人物、

ルネ・モーリス・ガットフォセ。

アロマテラピーという言葉を作ったことで知られています。

その逸話として必ず登場するのは

火傷の話し、です。

実験中火傷を負ったガットフォセが

ラベンダーで治療したという

ホントなのかどうなのか分かんない伝説。

いまでは事実ではないことも知られていますけどね。
(半分ホントで、半分は作り話ですよ~)

そうはいってもこの伝説、

当時からラベンダー精油の有用性は知られていたようです。

NARDで学んだ方ならば

ラベンダーの何の精油がそうなのか

知ってるはずだからね。

どんな有用性があるかは語りません。

あしからず。



一週間前不注意で熱傷を負った、私の掌。
(もちろんガンガンに冷却したあとです)

ちょっと熱いもの触った程度ではないわけで、

大変な目に遭ったのですがね。



まずは何をするべきか?

一応その専門ですのでね。

すぐ精油なんか塗りませんよ!

まずは冷却、冷やします。

とにかく冷やすこと、これ大事です。

半日氷に浸けてましたけどね。
 (日曜日だし、外出先で起こったハプニングでしたしね。
  この程度ならばという医学的判断はつきますから。
  素人さんは医者に行かないとダメですよ!)


ガンガンに冷やし続けることで

激痛は無くなりましたけど、

このあとですよね、どうするか。

この程度ならばと、自己責任とれるからできることとして

セルフケアで乗り切りました。


これらのことは

私自身がnurseだからできること、

そして過去にも前例があるからできること

そして、

アロマテラピーを専門的に学んでいるからであって、

誰でもができることではないんですね。

「やってみる価値がある」セルフケアとしては

リスクあること知っとかないといけないことです。



ガットフォセの伝説をそのまま鵜呑みにし、

素人判断ですることはとても危険。

ましてや

精油の知識何もないのにやることは

悪化させるばかりか

そのあとを診察するお医者様に迷惑かかること。

その対象が子供さんであった場合は

将来にわたって後遺症をもたらすことだってあるんです。



アロマテラピーって簡単にできそうなケアもありますが、

専門知識がないとできないケアも存在すること、

キチンと学ぶことが必要です。

何かあったら即「精油」ではなく

今の現状をしっかり把握、観察する目、

状況を冷静に見極める知識と手立てを知ること。

それがあっての「ケモタイプアロマテラピー」。


過去の先人たちの伝説、逸話に振り回されないようにね。


きちんと学びましょ~(^^♪

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