風邪やインフルエンザの季節とアロマテラピーの考え方。

茶香房ひより

2020年01月24日 18:35

今年の冬は暖かいんだか、寒いんだか、

さっぱり判らないお天気模様で

そこに新型コロナウイルス肺炎の流行も重なって、

いつも以上に体調に気を付けないといけないわけでして。

ということで、

過日行なわれたアドバイザー講座の内容も

まさにgood timingだったわけですよね~。



もちろんアロマテラピーで何もかも済まそうなんていけません。

医療従事者ならば

標準予防策(スタンダードプリコーション)は当たり前。

一般家庭においては

まずは手を流水と石鹸でよく洗うことが原則で、

うつらない、うつさない対策をキチンととることがまずは大事。

そのことすっ飛ばして、

アロマやハーブ、その他の民間療法にどっぷりつかるのは

愚の骨頂というものです。



そうはいってもね、

アロマテラピーでこの時期を健康に過ごす、

そのためのいろんな手立てはあるもので、

どんなふうに活用するか、

どんな精油を選択するのかのポイントはあるわけです。


 精油なら何でもいいでしょ!

 この香りが好きなんだから、これ使いたいけどいいでしょ!。


なんでも使えばいい訳でなく

ちゃんと的を絞った精油の選択、使い方があるわけです。



   成分分析表?

   何それ?

   いろんなカタカナ並んでるけど、わか~んない。

なんて言わないでね。

いまアロマテラピーの世界では

これをちゃんと知っておくことは常識です。

読み取れる知識も必要なわけです。

これはNARDでは当たり前。

他の協会でも、今はそうなりつつありますよ。

何でもやみくもに、

フィーリングだけで使えばいいというものではないんです。

精油だから、自然のものだから

安全・安心なんてことはないんです。

使うからにはキチンと的を絞んないとね。


精油に含まれているものは

とても不思議な魔法のようなものではなく、

れっきとした有機化合物。

炭素 C 水素 H 酸素 O

これらの原子がどのように結合し、

そしてどのような特徴ある芳香成分類、芳香分子を作るのか

キチンと理解する必要があるわけです。



この季節によく取り上げられる芳香成分類の代表に

酸化物類

モノテルペンアルコール類

モノテルペン炭化水素類、

あと、

フェノール類とか芳香族アルデヒド類とかあるわけです。

禁忌や注意事項もしっかり理解し、

これらの知識を踏まえ、精油を選択する。

そしてどのように使うのか?

濃度や基材をどうするか?

これらをパパパ~ッとできるようになれればいいわけです。




今回、私はハーブウォーターも使用して

使いやすいジェルタイプのものを作りました。

水が入っていますから

その分の注意事項が出てきます。

それも知識があればわかりますよね。


アドバイザー資格の講座って、

生徒さんこういうことを学んでいるんですね。

覚えること多いから大変だけどね、

安全に安心してアロマテラピーを行なうための

最低限必要な基本的知識と思ってください。

そうはいっても化学のこと解ってないといけないですから。

中学理科や高校基礎の

原子と分子とか

結合の分類やその特徴、

有機化学の基礎などを知っておくといいですね。

おっと、無理無理!なんて思わないでね。

ほとんどの生徒さんが

アロマテラピーをとおして

身体のこと(中学理科や高校生物レベル)

化学のことを改めて学び直しています。

それでいいんじゃないですかね。

もう一度中学、高校レベルの勉強を見直してみる。

これもアロマテラピーを学ぶことで得られる

知識の贈り物だと思いますよ。

















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