風邪やインフルエンザの季節とアロマテラピーの考え方。
今年の冬は暖かいんだか、寒いんだか、
さっぱり判らないお天気模様で
そこに新型コロナウイルス肺炎の流行も重なって、
いつも以上に体調に気を付けないといけないわけでして。
ということで、
過日行なわれたアドバイザー講座の内容も
まさにgood timingだったわけですよね~。
もちろんアロマテラピーで何もかも済まそうなんていけません。
医療従事者ならば
標準予防策(スタンダードプリコーション)は当たり前。
一般家庭においては
まずは手を流水と石鹸でよく洗うことが原則で、
うつらない、うつさない対策をキチンととることがまずは大事。
そのことすっ飛ばして、
アロマやハーブ、その他の民間療法にどっぷりつかるのは
愚の骨頂というものです。
そうはいってもね、
アロマテラピーでこの時期を健康に過ごす、
そのためのいろんな手立てはあるもので、
どんなふうに活用するか、
どんな精油を選択するのかのポイントはあるわけです。
精油なら何でもいいでしょ!
この香りが好きなんだから、これ使いたいけどいいでしょ!。
なんでも使えばいい訳でなく
ちゃんと的を絞った精油の選択、使い方があるわけです。
成分分析表?
何それ?
いろんなカタカナ並んでるけど、わか~んない。
なんて言わないでね。
いまアロマテラピーの世界では
これをちゃんと知っておくことは常識です。
読み取れる知識も必要なわけです。
これはNARDでは当たり前。
他の協会でも、今はそうなりつつありますよ。
何でもやみくもに、
フィーリングだけで使えばいいというものではないんです。
精油だから、自然のものだから
安全・安心なんてことはないんです。
使うからにはキチンと的を絞んないとね。
精油に含まれているものは
とても不思議な魔法のようなものではなく、
れっきとした有機化合物。
炭素 C 水素 H 酸素 O
これらの原子がどのように結合し、
そしてどのような特徴ある芳香成分類、芳香分子を作るのか
キチンと理解する必要があるわけです。
この季節によく取り上げられる芳香成分類の代表に
酸化物類
モノテルペンアルコール類
モノテルペン炭化水素類、
あと、
フェノール類とか芳香族アルデヒド類とかあるわけです。
禁忌や注意事項もしっかり理解し、
これらの知識を踏まえ、精油を選択する。
そしてどのように使うのか?
濃度や基材をどうするか?
これらをパパパ~ッとできるようになれればいいわけです。
今回、私はハーブウォーターも使用して
使いやすいジェルタイプのものを作りました。
水が入っていますから
その分の注意事項が出てきます。
それも知識があればわかりますよね。
アドバイザー資格の講座って、
生徒さんこういうことを学んでいるんですね。
覚えること多いから大変だけどね、
安全に安心してアロマテラピーを行なうための
最低限必要な基本的知識と思ってください。
そうはいっても化学のこと解ってないといけないですから。
中学理科や高校基礎の
原子と分子とか
結合の分類やその特徴、
有機化学の基礎などを知っておくといいですね。
おっと、無理無理!なんて思わないでね。
ほとんどの生徒さんが
アロマテラピーをとおして
身体のこと(中学理科や高校生物レベル)
化学のことを改めて学び直しています。
それでいいんじゃないですかね。
もう一度中学、高校レベルの勉強を見直してみる。
これもアロマテラピーを学ぶことで得られる
知識の贈り物だと思いますよ。