「日本茶にお金を支払うなんてねぇ~」と失笑されるその意味は…
「だって日本茶でしょ!」
「買ってまで飲まないもんねぇ~」
「香典返しのお茶でいいじゃない、
だっていいお茶なんだから!」
ひより開店当初からずっと言われる言葉。
コーヒーなら、
紅茶なら、
抹茶ラテやほうじ茶ラテ、
抹茶やほうじ茶使ったスィーツに
茶筅でたてた抹茶ならお金払える。
「でも日本茶にはねぇ~(失笑)」
ってことでしょうか。
日本茶カフェとか茶房とかいうと
甘味、スィーツがメインとなる現実。
添えられる日本茶は、
特に特徴もないただの緑の液体。
そもそも煎茶は「緑色」っていう刷り込みが怖いけどね。
良質な茶葉を急須で丁寧に淹れるということ。
茶葉のこと
道具、急須のこと
水のことなどお話しすると
どうしてだか、
「そんな手間のかかること」
「そんな面倒なこと」
「そんなことまでして
美味しくって意味が分かんない」
ってなるわけで。
そんなに難しいことじゃないんだけどね。
そもそも「日本茶インストラクター」って名乗っても
「なにそれ?」って言われるし。
伝えることの難しさ、
日々ひしひしと感じてるわけなのです。
ちなみに写真の煎茶の品種は「そうふう(蒼風)」です。
ひよりでは「見驚」という商品名。
2005年に品種登録された新しい品種。
他の品種には含まれない特徴的な香気成分である
アンスラニル酸メチルを含有するため
花香が特徴的な煎茶です。
もちろんひよりで取り扱う、
シングルオリジンの日本茶のひとつ。
茶葉だけでなく
シングルオリジンの日本茶を淹れるための常滑急須、
とくに平型急須を専門に取り扱う専門店でもあるんです。
じつはね。