「美味しく日本茶を淹れる」を科学する。

茶香房ひより

2021年12月03日 16:23

日本茶を美味しく淹れる。

ひとことでいってもねぇ~

何が美味しいのか?

どうすれば美味しくなるのか?

そこまで考えて「お茶を淹れる」ということしてる人、

ほとんどないような気がするわけで。




日本人の日本茶離れが進んでる、とか、

「日本茶の普及」なんて目標がよく聞かれるようになり

じゃ~本当に日本人は日本茶を飲まなくなったのかといえば、

ぜんぜんそんなことはないわけです。

けっこう飲んでんじゃないですか~

ペットボトルもあるし、

サービスエリアとかにもただのお茶おいてあるしね。

外食の店に行けば黙っていても提供されることあるし。

まぁ~それが美味しいかどうかってことは

あんまり関係ないわけですが…




先日、

「お客さまやお友達に日本茶を美味しく淹れたい!」

とのご相談を受け、

実際にお使いの急須と茶葉もお持ちいただき、

それを使って実際に淹れていただいたいたり(普段のやり方で)、



美味しいとは不味いとはどういうことなのか、とか、

日本茶の茶葉のそれぞれの特徴

美味しく淹れるためのいくつかの条件、

そしてそれを淹れるための道具についても

詳しくお伝えいたしました。




最近はちょっとした日本茶ブームで

本や雑誌などでもいろいろ取り上げられておりますが、

多くの書籍に書いてある

「1人分茶葉3g、70~80℃、1分」 という

判で押したような淹れ方が

じつはどういうことなのか?

意外とわかってる人は少ないもんなんでございます。


本当に良質で、茶葉を淹れるのに適した道具であれば

茶葉の量を加減したり、淹れる時間を調整したり、

水もいろんな温度帯でも楽しめることができるんです。

私たち消費者は茶葉の栽培や生産などに

直接かかわることはできませんが

どのように茶葉が作られるのか?

どのように私たちのところに届くのか?

そのことがわかるだけでも

いい茶葉を購入するヒントがいっぱい見つかるわけです。

道具もね、

パフォーマンスや映えだけでは美味しく淹れることはできないし、

その道具が何を淹れるためのものなのか、

その特徴や使い方などわかってないとね。

なんでもいいってわけじゃないんだよね~。




ちょっとした知識があるだけで

味や香り、もてなし方も大きく変化するもの。

ちょっとボリュームある講座になりましたが、

お客さまに満足いただける淹れ方になりますように。

頑張ってね(^^♪









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