アロマの虫よけスプレーは便利で実用的なのかって話し。
東海地方も梅雨明けし、気温もぐんぐん上昇。
外に出て立ってると、
静かに、知らぬ間にあいつらが近づいてくるのです。
そう、モスキート。やっかいな蚊、蚊、蚊です。
前々回のblogは蚊取り線香のことでしたが、
今回のテーマは虫よけスプレーです。
アロマテラピービギナー向けとして
精油で作る虫よけスプレーの講座とか
よく開催されると思います。
ひと昔前は私もよく講座をやってましたが、
今では開催することほぼありません。
やる意味ないと思ってますので。
「アロマの講師なのに、何言ってんの」と
お叱り受けそうですがね。
そもそも実用性がないと思っています。
精油の芳香成分の中に
昆虫忌避(虫よけ)の作用示すものがあります。
代表的成分はテルペン系アルデヒド類のシトロネラール。
精油でいうと、ユーカリ・レモンとかレモングラス。
その他にも忌避効果を期待して
ペパーミントとかゼラニウム精油なんかも使いますかかねぇ。
アロマテラピーというと、ナチュラル、自然。
安心・安全というイメージでしょうか。
う~ん、確かに植物の芳香成分ですもんね。
自然由来の安全なものって思いますよね。
でも、そもそも実用性あるのかって考えたことあります?
精油で作った虫よけスプレー、
シーズン中ずっと使ったことあります?
途中で使わなくなったりするんじゃないですかね、たぶん。
アロマテラピーで作ったものは、
防除用医薬部外品ではありません。
医薬部外品じゃないから、直接肌にスプレーすることは自己責任。
テルペン系アルデヒド類って、皮膚刺激強いですよ。
それに独特な匂いありますから、
頻回にシュッシュするのって、頭痛くなりません?
私は頭痛くなりますね。
最近では蚊が媒介する感染症が問題になっていますから、
(デング熱やジカ熱)
より効果的な虫よけが必要になってきます。
私は市販の虫よけスプレーの使用をお勧めしますね。
以前は市販の虫よけというと、
ディートという成分のものが主流でした。
使用制限などいろいろ注意事項がありましたから、
お子様の使用はとても大変でした。
でも今は、
使用制限のない、そして小さなお子様にも使える
イカリジン使われている製品も販売されてます。
こちらはフマキラーさんの、『天使のスキンベープミスト』
イカリジンが15%含まれてますから
6~8時間効果期待できるそうです。
私的にはちょっと苦手な製品。
何故かというと、ベビーソープの香り付きなんですよね。
手や顔に近いところに付けると、頭痛くなります。
足元だったらまぁ~許せるかな。
こちはらキンチョーさんの『プレシャワーDFミスト』
こちらはイカリジンの濃度が5%。
なので効果は1~2時間。
イカリジンの濃度が低いので、
フマキラーさんのものよりは肌に優しいかも。
一応無香料ですしね。
ハッカ油配合のものもありますよ。
(ラベンダー油配合もものもありましたね、確か)
どちらの製品もスプレータイプのものなので、
顔の近くでシュッシュすると、ミストが口の中に入ってきて
口の中苦くなります。
なので、私は手のひらにとって塗るようにしています。
市販の虫よけスプレーにはディート製品もありますから
ちゃんと確認してご購入してくださいね。
いずれにしても、ご参考までにという話しです。
シーズン中ずっと使うものですから、費用の問題もありますし。
それにアウトドアでの活動には
蚊に刺されないような衣服の選択も大切。
衣服の色や発汗の状態にも左右されますし。
それから、蚊が繁殖するような環境をつくらないこと。
水たまりを作らないことですよね。
まずはいろんな対策しての、
虫よけスプレーということをお忘れなく。
それでもアロマっていうのなら
それはそれでいいと思いますけど…。
あぁ~、また長い文章になってしまいましたm(__)m