基本を知る。上質を知るということ。
静岡産の希少な品種茶とお香調合、そして結びを扱う茶香房ひより。
店頭販売だけでなく、
お香調合講座の依頼を受けたり、香袋のオーダーなど
さまざまな顔を持っています。
昨日、お客さまとのお話しの中で、
「上質のものを知る」という話題になりました。
いろんなものが溢れている現代において、
質をとるのか、低価格帯のものでいいのか…
価値観の違いもあり、一様でではありません。
世の中の全て本物、高価なものを知ることは不可能ですが、
よい機会があるのならば、やはり知るべきだと考えます。
それを使い続けるかどうかは、また別の問題。
でも知ることで、視野が広がるというものです。
そして、そのものに対する基本的知識を身につけることで
自分はどのように考えるのか、どう付き合うかに繋がります。
物事の基本を知ることで、さらに応用も可能なわけです。
別にそんなこと知らなくても、と思われるかもしれません。
でも、みる人がみたら、?ってこともあるのです。
TPOをわきまえたり、時と場合に応じて使い分ける。
ほんの些細なことで、いろんなことが見えてしまう。
そういうこともあることを知っておくこと、大切です。
よく「マナーを守りましょう」と云いますが、
マナーは身に付けなければならないもの。
身についていなければ、守るべきルールは分からない。
人となり。
その人の品性が見えてしまう。
どうでもいいようで、じつはとても怖いことだと思うのです。
現代では、どうでもいいことなのかもしれませんけどね。