長寿を願う、菊の花。
「菊の花」というと、あまりお祝い事の花というイメージないのかもしれません。
仏事の花、お仏壇に飾る花というイメージでしょうか。
旧暦の9月9日は
五節句のひとつ、「重陽の節句」です。
(2017年の暦では、10月28日となっています)
あまり馴染みのない節句ですが、
陽の数(奇数)の中で、一番大きい数が重なるということで
重陽(ちょうよう)の節句と呼ばれます。
菊は、邪気を払い、長寿をもたらすとされる花。
この菊をモチーフにして、水引の飾りを結びました。
ワイヤーは一切使用せず、
全て結びで作製しております。
その昔、菊に着綿をして夜露と香りを移し、
節句の日に、その綿で顔や体を拭いて、老いを去り、長寿を願ったとあります。
今日は、敬老の日。
長寿を願う気持ちは、昔も今も変わらぬもの。
菊の花にこんな風習があること、知っている人は少ないことでしょうね。