日本人が知らない、日本茶の話し。
小さな、ち~さな日本茶専門店でもある、茶香房ひより。
日本茶インストラクターである私が、「これしかない!」と決めて
扱っている静岡産の希少品種茶。
全国でも取扱いしているところは数少なく、
生産量がとても少ない、希少な日本茶。
最近では「シングルオリジン」とTVや雑誌に紹介されている日本茶です。
なんでそんな日本茶が、この飛騨にあるのか?
ここ飛騨ではまだ需要は少ないですが、
県外の日本茶通の方からは、とても驚かれます。
飛騨で扱われている日本茶は、ほとんどが「深蒸し茶」。
茶葉も粉のように細かく、
水色も濁って緑色なのが特徴です。
ひよりの日本茶は「普通煎茶」。
しっかりとした形状で、
水色は金色透明。
品種によって、香りや味も異なります。
海外からも注目されている、日本茶。
「日本人ならば、日本茶のことみんなが知ってるんですよね」と
海外からのお客さまに、そういわれること多いのですが、
意外と知らない、日本茶のこと。
若い方だと、ペットボトルのお茶が日本茶だと思っている現状。
「抹茶入り」と書いてある日本茶が、高級品だと思っている方。
「日本茶って、2回くらい湯を差すともう味が出ない」と思っている方。
急須を見たことがない、使ったことがない、
または、急須の網は「金属」が普通だと思っている方。
挙げたらきりがないくらい、
日本人の中に、日本茶についての間違った知識があることが
何だか寂しいと思ってしまいます。
日本茶ってどれも同じだと思っていませんか?
本当に美味しい日本茶は、
どんな淹れ方をしても美味しいのです。
ひよりで一番価格が高い、100グラム1万円の日本茶であっても、
一回でどれだけ淹れて楽しめるか考えたら、
コーヒーや紅茶、中国茶よりも価格が安いのですよ、じつは。
味や香り、日本茶を楽しむ時間はネットでは伝わらない。
いま、日本の文化が海外の方々に注目されています。
あなたは、キチンと日本茶について説明できますか?