手紙や名刺に香りを移す、文香。

茶香房ひより

2017年09月26日 21:29

お香と言うと、やはり頭に浮かぶのは「線香」でしょうか。

文香というお香。
お使いになったことありますか?
小さな、紙に包まれたお香製品のひとつです。
刻み、もしくは粉末状の、調合したお香を包んだもの。
手紙を入れる封筒に忍ばせたり、
名刺入れ、札入れなどに入れると
紙に仄かなお香の香りが移ります。


ひよりの文香は一つ一つ手作りです。
お香の調合から紙に包むまですべてが手作業です。
お香は天然のお香原料しか使用しません。
なので、市販品のような香りではありません。

昔ながらの、白檀をベースとした香りに仕上げます。



友禅和紙を使う場合、
買ってきてすぐには使用しません。
友禅和紙特有の染料の臭いが強いからです。
お香の香りが負けてしまいます。
なので、しばらく空気に触れさせて香りを飛ばしてから使用します。


小さな、ちいさなお香ですが、
見えないところにとても手間がかかっているのです。



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