お腹痛いんですか?ヘンなお辞儀。
「折る、包む、結ぶ」を学ぶ中で出会った本です。
武家の礼法をいろいろ調べていくと、
必ず伊勢家、小笠原家について学ぶことが出てきます。
そんなときに出会った本です。
表紙をみて、胸のつっかえがストンと取れました。
そう、この表紙にあるお辞儀のこと。
誰が流行らせたか知らないけれど、
剣道をやっていた私は、そのお辞儀に違和感をずっと感じていました。
学校でもキチンと習ったような気がするんですがね…
えっ! 世代が違う。
そうですか…。
ずっと気になっている、ヘンなお辞儀。
お腹に手をあててする、ヘンなお辞儀。
「あの~、お腹痛いんですか?」って、思わず尋ねたくなる不思議なお辞儀。
この本のなかで「立ち居振る舞い」とは、
自然な美しい、そして合理的な身のこなしまでのことが含まれる、とあります。
そして、その人の教養をも映し出すものであると。
ちょっと知っているくらいではなかなかできない、キチンとした身のこなし。
何かの折に、とっさの時にわかるもの。
あなたのお辞儀、
「お腹痛いんです!」になっていませんか?
そしてなによりも、
正しく、美しい立位になっていますか?