旅の質が問われていると感じる、この頃。
本日は冬至。
一年で昼の時間が短く、南中高度も低い日です。
店内の奥まで柔らかな陽射しが差し込んでいます。
午前中にご来店のお客さま
ご自身の知的好奇心をめぐる旅を楽しんでいる方でした。
日本中はもちろん、海外にも足を伸ばし、
ご自身の疑問解決のための旅を楽しんでいらっしゃいます。
三井鉱山、カミオカンデ、宇宙線などの話しから
シーボルト、アーネスト・サトウ、ライデン博物館。
幅広い知識をお持ちのお客さまでした。
呈茶された煎茶とともにお話しも弾みます。
これぞ喫茶去、サロンですね。
私自身、
バラバラだった知識が「こんなところで繋がるとは~}と驚くことばかりです。
こういう旅を楽しみ方、本当に素敵だと思うのです。
ですが…
最近、高山を訪れる観光客のマナー、エチケットについて
「どうなんだろうな~?」と思うこと満載なのです。
あなたの旅は
本当に楽しい旅ですか?
心に残る、知識の引き出しを増やすことができた旅ですか?
あなたは旅で何と出会い、何を学びに出かけますか?
ただ仲間と騒ぎ、食べ歩きするのも楽しいけれど、
飛騨は知的探求心をくすぐる(隠れた)話題満載なエリア。
旅で自分自身に何を残し、訪れた場所に何を残すのか。
旅の恥は掻き捨ての意味、間違っていませんか?
今、旅の質が問われていると感じています。(K)