映画「君の名は。」と結びと産霊(むすひ)

茶香房ひより

2018年01月03日 16:21

2016年に公開された映画「君の名は。」
今晩地上波放送ですね。



当時すでに結びに関わる仕事をしていましたが、
「アニメ映画だから…」って、観るつもりありませんでした。

馴染みのお客さまに「絶対行った方がいいよ!」と勧められて観た映画。
皆さまはどのようにご覧になりましたか?

単なる入れ替わりの恋愛物語?

この映画、
じつは私の仕事に深く関係している内容です。



まさに「結び」がテーマになっているから。


結びは「産霊」と云い、「むすひ」と読みます。

万物を生み出す霊的な力のこと。


人と人、人と場所、そして時間。
いろんなものが結ばれ、そして存在しています。
私たち日本人は古来より「結ぶ」ことをとても重んじてきました。

あの世とこの世 結界が意味するもの。
ハレとケ、ケガレ。

一葉おばあちゃんが三葉たちに語った言葉には
とても深い意味が隠されています。

この映画の内容は、民俗学や古典文学が複雑に絡んでいます。

誰そ彼 かたわれ時
そして、とりかえばや。



結びは産霊。
古来より魔除け、お守りとされてきたもの。

この映画をご覧になり、
「結ぶこと」 少しでも関心持っていただければいいなと思っています。











 



   





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