昨日、本当にあった話し。
「ペパーミントで気分悪くなることありますか?」
ひよりの煎茶を愛用して下さるお客さまから頂いた電話。
(これは和薄荷、品種はナイショ)
話しを伺うと、
職場の同僚が、仕事場に機械を持ち込んでニオイを拡散させてる。
その部屋にいると、とにかく頭が痛い。
「外に出ると頭痛が軽減するんですよ。」
何の目的でやっているか分からないけど、ず~っとそれを拡散させているとのこと。
「ミントの香り以外にも、何か変な臭いがする。」
たぶん、アロマディフューザーのことだろう。
使っている香りのものは、精油なのか、アロマオイルなのかは分からない。
でも、そのアロマディフューザーによる頭痛というのはあり得る話し。
精油の芳香を拡散させる方法は、
アロマテラピーの中では一番簡便な方法のひとつ。
それ自体はとくに何の問題はありません。
いろんなところで、素敵なデザインのアロマディフューザー販売されてますしね。
問題は、
何の目的でそれを使っているのか?
使っているのは何なのか?
そもそも精油なのか?
アロマテラピーに関わっている人で、精油のこと「アロマオイル」と呼ぶ人いますが
この時点で
アウトですけどね。
キチンとお勉強されてない証拠です。
それに、アロマオイルをアロマテラピーで使うこと自体、
アウトです。
ちゃんとお勉強しましょうね。
そしてもうひとつの問題は、ペパーミントです。
アロマテラピーにおいて、
ペパーミントは一番簡単に使える、親しみやすい精油と思われがち。
安心して使える精油と思っている方がほとんどでしょう。
ごめんね。
ペパーミント精油って、だれでも安心して使える精油ではございませんのよ。
とくに塗布の使用にはとても注意が必要となる精油。
アロマディフューザーのように拡散するだけでも、
頭痛など反応起こす人もいるのです。
この私も
体調がいま一つの時にペパーミントのニオイを嗅ぐと、
偏頭痛を悪化させてしまう人です。
(いつもじゃないけど、苦手です。)
まぁ~、そもそも使うときには希釈して使いますけどね。
あっ、ペパーミントのハーブティーは大好きです
禁忌・注意事項いっぱいある厄介な精油、ペパーミント。
だからこそ、キチンと使えば有用な精油なのですがね。
ペパーミントの精油に含まれる芳香成分類、キチンと把握してたら
密閉した空間でず~っと芳香させようなんて思わない。
アロマディフューザーの使用自体も、よく理解していない人が多いよう。
時にはinterval必要です。
今回の事例の場合、
・本当に精油だったのかな?ってことと、
・そもそも何の目的で、ず~っと芳香させる必要があるのだろう?
・周りにいる人が、みんないいニオイって思ってるわけじゃないのにね。
・アロマテラピーについてキチンと理解できてないひとなのね、可愛そうに。
これらに集約されますな。
お客さまには、
「窓の近くなど、常に空気の入れ替えしやすいところに避難してね。」
と、アドバイスさせていただきました。
それから、
精油の原液ポタポタ、トリートメントや
お水に精油ポタポタいれて飲むこと。
やめましょうね~!
危険ですよ~
追記:レモンの精油も同様です。
お水に入れて攪拌しても混ざりません。
危険ですよ。