古来より伝わる、端午の節句の薬玉
旧暦で迎える、飛騨地方の端午の節句。
こいのぼりや兜のお飾り、柏餅。
今ではお祝いことのようになっている、端午の節句。
五節句のひとつで、元々は中国より伝わったもの。
厄除けの日です。
古来より、邪気を払うために薬草狩りや薬湯に浸かったり、
不浄を払うために薬玉をさげました。
平安時代の公家たちは
季節の花や菖蒲、蓬などをあしらった豪華な薬玉を贈り物としたそうです。
お香に関わる中で、有職故実や武家礼法に行き当たり、
結びを調べている中で出会った「花結びの種々」という本。
この薬玉を水引で作りたいと思い、試行錯誤のすえようやく完成。
まったく同じようにはならず、ちょっと不格好ですが…。
とても小さいので、調合したお香は飾りの中に収納して飾ります。
まだ改良の余地ありますが、今年はこれで。
この薬玉、
重陽の頃、茱萸袋に取り換えられるまで飾るのです。