古来より伝わる、端午の節句の薬玉

茶香房ひより

2018年06月05日 11:24

旧暦で迎える、飛騨地方の端午の節句。

こいのぼりや兜のお飾り、柏餅。

今ではお祝いことのようになっている、端午の節句。

五節句のひとつで、元々は中国より伝わったもの。

厄除けの日です。

古来より、邪気を払うために薬草狩りや薬湯に浸かったり、

不浄を払うために薬玉をさげました。

平安時代の公家たちは

季節の花や菖蒲、蓬などをあしらった豪華な薬玉を贈り物としたそうです。



お香に関わる中で、有職故実や武家礼法に行き当たり、

結びを調べている中で出会った「花結びの種々」という本。

この薬玉を水引で作りたいと思い、試行錯誤のすえようやく完成。

まったく同じようにはならず、ちょっと不格好ですが…。



とても小さいので、調合したお香は飾りの中に収納して飾ります。

まだ改良の余地ありますが、今年はこれで。

この薬玉、

重陽の頃、茱萸袋に取り換えられるまで飾るのです。




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