蓮の花のご縁と、水引の結びに思うこと。

茶香房ひより

2018年08月18日 20:30



水引の蓮の花がご縁を繋げてくれました。

ひだっちブログをご覧になっていた方が、

「どうしても実物を見てみたい!」と、山梨からわざわざ訪ねて下さいました。

お話しを伺うと、東京の有名な先生に習ってらっしゃる方でした。
(私もお名前を存じている、有名な方でした(゚Д゚)ノ)

いろいろとお話しさせていただき、

同じ想いで水引の結びをしていらっしゃることに、感動とともに安堵しました。



私が水引を始めた頃は、まだ情報も乏しい頃。

そもそも水引を始めたのはこれを作りたかったから。



水引のお香袋です。

金沢の先生のところにせっせと通い詰めました。

まさか自分が教えることになるとは思いもよらず…

いざ教えてみると、分からないこと山のよう。

折形や飾り結びを学ぶため、

東京の先生のところに通ったり、古い文献を読み漁ったり。

それは無我夢中で学びました。



今はユーチューブの動画でも水引の結びを知ることできます。

結び方の本もここ2、3年でたくさん出版されました。

SMSで写真をアップする人も増えました。

多くの方が水引の結びの楽しさにハマっています。



その分、いろんな問題も続出です。

水引の結びは、ほぼ昔からされているもの。

当然、だれが結んでもいいわけですが、

作品作りとなると、いろんな問題が派生します。

それから、

水引と紐の結びを混同している人。

やっぱり、しちゃいけない結びとかあるわけです。

色も当然、ありますよね。

そこら辺のことわりというか、約束事というか、

全く無視したり、知らずにやっているのがどうなのかな?と。



水引を楽しむことはいいことですが、

私は水引と云う素材は、クラフトの素材と思っていません。

元をただせば、武家礼法に通じるもの。

折る、包む、結ぶがあってもものだと思っています。

そのことを踏まえたうえで、

いろいろと楽しむことはありだと考えています。



水引の世界には、流派やお家元がいらっしゃるところもあります。

もちろん「職人」もいらっしゃいます。

私のように、独自の活動をしていらっしゃる方もあります。

そういう世界であることを理解したうえで、

品位を落とすことのないように、水引の結びを楽しんでいただければ。

私の講座に参加されている方々は

たぶん「耳にタコ」でしょうけどね(笑)















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