蓮の花のご縁と、水引の結びに思うこと。
水引の蓮の花がご縁を繋げてくれました。
ひだっちブログをご覧になっていた方が、
「どうしても実物を見てみたい!」と、山梨からわざわざ訪ねて下さいました。
お話しを伺うと、東京の有名な先生に習ってらっしゃる方でした。
(私もお名前を存じている、有名な方でした(゚Д゚)ノ)
いろいろとお話しさせていただき、
同じ想いで水引の結びをしていらっしゃることに、感動とともに安堵しました。
私が水引を始めた頃は、まだ情報も乏しい頃。
そもそも水引を始めたのはこれを作りたかったから。
水引のお香袋です。
金沢の先生のところにせっせと通い詰めました。
まさか自分が教えることになるとは思いもよらず…
いざ教えてみると、分からないこと山のよう。
折形や飾り結びを学ぶため、
東京の先生のところに通ったり、古い文献を読み漁ったり。
それは無我夢中で学びました。
今はユーチューブの動画でも水引の結びを知ることできます。
結び方の本もここ2、3年でたくさん出版されました。
SMSで写真をアップする人も増えました。
多くの方が水引の結びの楽しさにハマっています。
その分、いろんな問題も続出です。
水引の結びは、ほぼ昔からされているもの。
当然、だれが結んでもいいわけですが、
作品作りとなると、いろんな問題が派生します。
それから、
水引と紐の結びを混同している人。
やっぱり、しちゃいけない結びとかあるわけです。
色も当然、ありますよね。
そこら辺のことわりというか、約束事というか、
全く無視したり、知らずにやっているのがどうなのかな?と。
水引を楽しむことはいいことですが、
私は水引と云う素材は、クラフトの素材と思っていません。
元をただせば、武家礼法に通じるもの。
折る、包む、結ぶがあってもものだと思っています。
そのことを踏まえたうえで、
いろいろと楽しむことはありだと考えています。
水引の世界には、流派やお家元がいらっしゃるところもあります。
もちろん「職人」もいらっしゃいます。
私のように、独自の活動をしていらっしゃる方もあります。
そういう世界であることを理解したうえで、
品位を落とすことのないように、水引の結びを楽しんでいただければ。
私の講座に参加されている方々は
たぶん「耳にタコ」でしょうけどね(笑)