飛騨でも自家茶園の番茶があったんです。

茶香房ひより

2019年02月08日 17:13



昨夜放送の、

NHKマル得マガジン{魅惑の日本茶」

第四回は「産地別に楽しむ番茶」

日本茶というと、

煎茶などの緑色した茶葉を思い浮かべてしまいますが、

各地方で人々の暮らしとともに飲まれていたお茶も存在します。

燻したような独特の香りの京番茶をはじめ、

独特な製法による地方番茶が残っています。

一見するとほうじ茶のようにもみえますが、

乳酸発酵させたものもあったりで、その味も独特。





その他、ごく一部の地方にしか残されていない茶の愉しみ方として

番茶を茶筅で泡立て、

塩をいれたりあられを浮かべてりしていただく

「振り茶」といわれる食べる茶も珍しい風習として残っています。


飛騨北部は寒冷地であるため、商業的な茶園は存在しませんが

八幡さま裏手の北山公園の畑や、上野平や江名子町あたりに

自家製茶として、茶を育てて番茶を作って飲んでいたそうです。

今ではそんな光景を見ることはできませんが

飛騨びとの暮らしと歴史を知るうえで貴重な史実です。

店の前に置いていた鉢植えのチャノキが

史実の茶縁を届けてくれました。



次回の放送は、月曜日。

第五回は「香ばしさを楽しむほうじ茶・玄米茶」ですよ。








関連記事
地域限定品種茶 近藤早生
2025年産の煎茶シーズンとなりました。
高山は旧暦だから。水引の兜飾り。
明日から3月、水引のおひな様を飾りました。
飛騨は旧暦ですが…。水引お雛さまのこと。
もう1月も終わっちゃいますね~。
2024年もあとわずか。ありがとうございました。
Share to Facebook To tweet