煎茶に合うのは和菓子だけなの?って話し。

2024年11月19日
煎茶というと、それに合わせるものは和菓子?

せんべいや饅頭、羊羹などでしょうか。

どうしてもそのイメージになりますよね。



煎茶の味ってすべて同じではありません。

品種や淹れ方によって

ケーキやクッキー、チョコレートなど

洋菓子系ととても相性がいいものもあるんです。

日本茶を淹れる湯のみでなく

ティーカップでおもてなしするのも面白い。

今回の品種茶は『さわみずか』。

『やぶきた』と『ふじみどり』の交雑の晩生種。

やぶきたの香味とはまた異なる

甘くまろやかな香り、

渋味もありますがすっきりとした味わい。

今回は熱湯で紅茶のように淹れました。

今回合わせたケーキはSEIZE(セーズ)さんの

季節限定ケーキ、栗きんとんモンブランです。

煎茶もケーキもともに主役。

お互いの味、香りを引き立てます。

まだまだ少ないですが、

ワインや日本酒などと料理のペアリングのように

お料理と日本茶のペアリングも話題になってます。

たかが日本茶と侮るなかれ。

日本茶の世界は日々進化してるのです!

というお話しでした。











  

10月~11月の水引講座、いろんなものができました。

2024年11月13日
茶香房ひよりの水引講座。

現在もマンツーマンでの対応になってます。

ですので、テーマはさまざま。



お正月のミニリース作られる方。



もう長年通ってる方なので、

スムーズにさくさく~っと手が動きますねぇ。


あわび結びをたくさん結び、

巾着、籠を作られる生徒さん。



プレゼント用にと

アクセサリーを作られる方。



30本以上の花を頑張って作った方。



最近お嬢様のブライダル用の髪飾り作られた方は

現在ご自宅でボールブーケに挑戦中。

お嬢様からのリクエストだそうです。



皆さまご自分のペースでできること進めています。

私はあくまでもお手伝い。

少しずつ、できること増やしていきましょ!


  

10月~11月の水引講座、いろんなものはできました。

2024年11月13日
茶香房ひよりの水引講座。

現在もマンツーマンでの対応になってます。

ですので、テーマはさまざま。



お正月のミニリース作られる方。



もう長年通ってる方なので、

スムーズにさくさく~っと手が動きますねぇ。


あわび結びをたくさん結び、

巾着、籠を作られる生徒さん。



プレゼント用にと

アクセサリーを作られる方。



30本以上の花を頑張って作った方。



最近お嬢様のブライダル用の髪飾り作られた方は

現在ご自宅でボールブーケに挑戦中。

お嬢様からのリクエストだそうです。



皆さまご自分のペースでできること進めています。

私はあくまでもお手伝い。

少しずつ、できること増やしていきましょ!


  

『日本の文化を学ぶ 屠蘇延命散作り講座』始まってるんです。

2024年11月08日
気がつけば、ほぼ1か月更新しておりませんでした。

ということでもう11月。

今年も『日本の文化を学ぶ 屠蘇延命散作り講座』

始まっちゃいました。



毎年恒例になってるのですが、

始まっちゃうとね、なんだかばたばたしてて。

告知することすっかり忘れてました。



生薬の調合の仕方や

生薬の働きを学ぶことが目的ではありません。

あくまでも日本の文化を学ぶ講座。



もちろん薬研(やげん)も登場します。

これでゴリゴリ細かくしていきます。

おひとり様 10~12包ほど作っていただけます。

講座料は4,200円(税込 材料費込み)。

所要時間は1時間~1時間半ほど。

毎年参加の方々はもう慣れてますのでね、

あっという間に作っちゃいますけどね。

おひとり様から参加いただけますが、

もう予約入ってる日もありますので、

事前に予約いただけるとありがたいです。

小さな店ですので、

定員:1~5名様とさせてください。

よろしくお願いいたします。

ご予約はお電話で。
☎ 0577ー34ー7533  です。


※この講座は岐阜薬科大学名誉教授 
  水野瑞夫先生の監修・ご指導の下に開催している、
  日本の伝統文化を学ぶ講座です。





  

日本茶インストラクター協会推奨の急須。

2024年10月14日


日本茶インストラクター協会で推奨してる急須。

常滑焼 高資陶苑さんの急須です。

高資と書いて『たかすけ』と呼びます。

日本茶の講座や

デモンストレーションの際によく登場する急須です。

オスカルさんの「旅する急須」としてご存じの方もあるかも。

日本茶インストラクターやアドバイザーであれば

お馴染みの急須です。



なぜこれが協会の推奨急須なのか?

当初すごく気になっていましたが、

磯部さんの平型急須扱ってますからね、

今ではこの疑問は解決済みです。

でも会員の方でも

その経緯ご存じない方多いと思いますけどね。



ろくろではなく、鋳込みで作られます。



急須の網は陶製のささめ。

なので、深蒸し茶には使えません。

たぶん詰まっちゃいます。

(深蒸し用にはステンレス製の茶こしのものもありますが)



ころんと手にのるほどに小さな急須。

「ままごとの道具みたい!」

初めて見た方からはよく言われます。

小さいですけどね、

いろんな淹れ方に使えますので、

結構使い勝手がいいわけです。


日本茶って

茶葉に湯をさせば、とりあえず飲めるわけです。

美味しいとかそうでないとかは別にしてね。

「美味しい日本茶の淹れ方って?」

よく質問されるのですが、

茶葉の選び方もとても大切。

そしてそれと同じくらい道具の選び方も大切です。

とりあえずなんでもいいわけではないんですね。

100均や安い急須、

日本茶を淹れるのに適さない急須だと

それなりのものしか淹れられないというわけです。



ん?

あんまり興味ないですか?

それはすみません。















  

メディカルハーブの基本を学ぶということ。

2024年09月26日
『ハーブを学ぶ』 とひと言で云っても

いろんな分野があるわけです。

料理やクラフト、栽培法。

安全性、有用性を学術的に専門に学ぶ分野。

和のハーブに西洋ハーブ。

それぞれの協会、団体が

いろんな講座、認定を作っています。

これらは全て民間資格。

国家資格などの公的なものではありません。

なので、難易度も異なっています。

古い情報を伝言ゲームのように教えてるところもあれば、

理念、理想ばかりに走ってるところもあるしね。




私が所属する日本メディカルハーブ協会は

医療従事者や学識経験者、業界関係者などにより

設立された協会。

ハーブについて学術的に、そして最新の情報を学ぶには

とてもお薦めの協会だと思ってます。

そうはいっても

認定校、認定教室のレベルの差はありますので、

先生を探すための情報ってとても大事になりますが…。


まぁ~認定校や教室に通わなくても

独学でとれる検定というのもありまして、

日本メディカルハーブ協会には2つの検定、

メディカルハーブ検定と

ハーブ&ライフ検定というのがあるわけです。


私自身はメディカルハーブ検定を受験せずに、

その上位資格であるハーバルセラピスト、

その後シニアハーバルセラピスト受験をしたため、

検定がどんな感じなのかわかりませんでした。

なので、

今回ハーブ&ライフ検定を試しに受験してみたわけです。

こちらの検定は、ハーブやスパイスを用いて

ライフスタイルに役立てることを目的としています。

ハーブとスパイス56種、

その基本的知識と役立て方、栽培なども問われます。

実際受験しての感想ですが、

検定といえども結構難易度高かったですねぇ。

まぁ~無事合格しましたけど。


2つの検定は

公式テキスト販売されてるので独学で受験OK。

そしてなんといってもオンライン試験。

ご興味ある方は2つの検定とも計画的に勉強して

受験するのも面白いと思いますよ。

検定は3月と8月の年2回実施なので、

次回は来年3月です。

そうそう、最新の公式テキスト必須です!

最新のテキストのバージョン確認の上、勉強してくださいね。

(検定合格後、それぞれの認定を受けるためには 

 協会に入会することが必須になりますので、ご注意くださいね)


  

急須の茶葉、捨てるのって面倒ですか?

2024年09月24日
急須で煎茶を淹れた後の茶葉、

捨てるの面倒…

そう思ってる人、多いと思います。

急須にこびりつくし、綺麗にならないし、

本当に面倒。

そうですよね、

でも、それってなんでそうなんでしょうね。

疑問に思うことありません?



ない、ですか。

急須で煎茶なんか飲まない!

あっ、そうでしたか。

すみません。





気になる方への回答、ということで。

それ、深蒸し茶だからですよ。

茶葉が細かくなってますからね。

金属製の茶こし網にくっついちゃうんですよ。

ちゃんと手入れしないと、

次に淹れる茶そのものの味、香りにも影響します。

取り外しできるものはまだいいですが、

急須に金属網くっついちゃってるのって

手入れ、大変ですもんね。

急須の注ぎ口内部などに茶渋というか

汚れがびっしりくっついちゃってますもんね。

交換できるタイプのものは

ちゃんと交換したほうがいいですよ。



弊店で取り扱っている煎茶は普通煎茶なので、

深蒸しのようなトラブルは発生しません。



写真は急須の中の普通煎茶の状態です。

たぶん飛騨で見たことある人、少ないと思います。

飛騨の煎茶は深蒸し主流なので。


普通煎茶の茶葉、捨てるのそんなに難しいことありません。



水入れて(お湯でもいいです)

クルクルと回して、ポイ!

2~3回で、綺麗になっちゃいます。



こんな感じ。

綺麗でしょ。

急須自体も汚れないしね。

いつでも清潔、

あとはしっかり乾燥させましょう。


簡単でしょ。


普通煎茶の水色は

深蒸し茶と異なり、金色透明(きんしょくとうめい)。

湯呑みに溜まる粉末上のものはでません。

茶葉の形状は長く撚れているのが特徴です。





今回は茶葉の捨て方のお話しでした。











  

写経と清めのお香、塗香のこと。

2024年09月13日
馴染みのお客様でもある阿闍梨様から

写経を勧めされたことがあります。

本屋に行くと、なぞり書きするタイプのものがあるんですね。

思わず買ってしまいました。



写経の前には身を清めます。

そのためのお香が『塗香』

パウダー状の身口意を清めるお香です。

身口意とは身体と言葉と心。

人間はとかく汚れやすいもの。

仏教では身体、言葉、そして心の

『三業』を清めよと説いています。


塗香を左掌、薬指の根元に置き両手ですり込みます。


塗香はもちろん自分で調合したもの。

お釈迦様が好きだったとされる白檀を中心に、

丁子、桂皮など用いて優しい香りに仕上げています。



塗香、自分で作れるのです。

好みの香りにね。

最近では和のフレグランスとしてお使いの方もあるとか。

香水などの洋のフレグランスとは一味違う

古来からの伝統のお香のかおりなのです。


(宗派によっては塗香自体使わない派もあります)




※塗香調合体験
 
 体験料: おひとり様 3,300円(税込 材料費込み)

 時間 : だいたい30~40分 

 天然の香原料のみで調合します。
 白檀をベースに作る、伝統的な香りです。
 
 予約なしでも大丈夫ですが、
 ご連絡いただけるとありがたいです。

  

そもそも日本茶なんなのよ?って話し。

2024年09月09日
日本茶ってそもそも何なのか?

ハーブやアロマ専門にしてますが、

日本茶の原料は、チャノキ。

だったら和ハーブじゃん!

いつも煎茶飲んでるし、

ちょっと専門的に勉強してみるか!



そんな軽いノリで

日本茶インストラクター協会認定の

日本茶インストラクターの勉強始めたのは

今から10年ほど前のことです。



無事合格して

16期 日本茶インストラクターになりました。


NPO法人日本茶インストラクター協会には

大きく2つの資格があり、

ひとつは日本茶アドバイザーといいます。

協会のホームページでは

「日本茶に対する興味・関心が高く、
 日本茶全般について初級レベルの知識を有する者」

となっています。


そしてもうひとつの資格がアドバイザーの上の資格

日本茶インストラクターです。

協会ホームページでは

「日本茶に対する興味・関心が高く、
 日本茶全般について中級レベルの知識及び技能を有する者」

となっています。

でもね、この資格取得するのって通信講座しかないわけです。

茶業に関わる人たちだけでなく、

関わらない方にも広く開かれた講座、なんですが…

送られてきた本は分厚いし、

歴史にチャの栽培、製造、茶の化学に健康科学など

専門的な内容が目白押しだったわけです。


(私のテキスト。 今はさらに改訂されています)

2000年の1期のときは

茶業の方々のみの受験だったと聞いてます。


なんとか無事合格しましたけど

あまりにも専門的な分野なだけに

現在も勉強会などに所属して研修に明け暮れるわけです。

そして疑問に思ったのが、深蒸し茶のことなわけです。


深蒸し茶の生産、流通はとても歴史が浅いのです。

かつてはフリースタイル茶と呼ばれてました、

その歴史やルーツについては

とてもひと言で語れることではないので、

今回はスルーということで。

茶の製造のことちゃんと科学的にわかっていないと

理解できないということだけ付け加えます。



飛騨高山の煎茶といえば、お葬式の香典返しの深蒸し茶です。

なんだかんだでいただくから、溜まっていく一方。

地元の人はお店で購入することほぼありません。

日本茶インストラクターの勉強するまで

このお茶がいわゆる日本茶だと思ってました。

小さい時からず~っとそうだと思ってました。

習慣で飲んでるものだったから、これが普通と思ってたわけです。

美味しいか?と問われると、

美味しいものだとは思いませんでした。

飲むと胸やけ、胃が痛むので好きじゃありませんでした。

今でも好きではありません。

好んで淹れるのは普通煎茶ですけどね。

そもそも普通とか、浅蒸しとか、深蒸しとかいう用語

意味わかります?

そんな用語自体意味あるのかって話しにもなるのですが…。

たぶん多くの人たちが理解できてないと思うわけです。




そうそう、

日本茶インストラクター協会の資格取るの難しそう…と

思った貴方、

協会では『日本茶検定』というのもやってます。
(2月 6月 10月実施)

公式テキストもありますし、

オンライン受験ですし、

独学で検定受験してみるのも楽しいですよ。

まぁ~茶のすべてを理解できるわけではないですから

そこから先は、やっぱ勉強するのみですぞ。





  

婚礼と水引細工 part.2

2024年09月01日
前回に引き続き、婚礼と水引細工です。

水引結ぶのが初めてだった花嫁のお母さま。

宿題でしたからね、パーツ作り。

本日、色打掛用のパーツ届きました。

母の想いを引き継いて、

婚礼衣装の髪飾りへと組んでいきます。



受け取ったものをただ形にするわけではありません。

水引の線と線の重なりの美しさや

色合いを調整しながら組み込んでいきます。

私はほぼ結んでません。

パーツはお母さまが頑張ったもの。

慎重に、慎重に組んでいきます。


ということで、こんな感じ。

どうですか?




まだまだ序の口ですよ~!

頑張って作りましょうね!