消毒とか殺菌とか、除菌とか…なんだかね。
2020年04月15日
消毒とか殺菌とか、除菌とか…。
新型コロナウイルスの話題に必ず出てくる、
これらの言葉。
手洗いのことや
手指のアルコール消毒
モノの消毒として次亜塩素酸ナトリウムがどうだとか。
とても簡単なようでいて、
じつはちゃんと解っていないと
話しがかみ合わない、これらの話題。
看護学を学ぶ上では
当然きちんと理解していないといけないことですが、
「そうなんだ~
一般の人にとっては混乱する言葉なんだな」
最近つくづく思うわけです。

看護のカリキュラムには
解剖生理はもちろん、さまざまな看護学も学びますが
当然「微生物学」ってのも学ぶわけでして、
消毒とか感染症対策についても
しっかり学ぶわけです。
これはね、
今も昔も変わってません。
(古~い教科書引っ張り出してきてきちゃった~
もちろん新しいのも持ってるよ)
「消毒」とか「殺菌」って
法律に抵触する言葉でもあるしね。
「医薬品」とか「医薬部外品」以外のものには使えないしね。
だからそれ以外のものには使えない用語。

(消毒用エタノールは第3類医薬品)
じゃあ「除菌」って?
これ洗剤や漂白剤などの「雑貨品」に対する表示で
薬機法(旧薬事法)に抵触しないことを記されている
業界用語です。
「抗菌」って言葉も同じですよね。
でも「抗菌薬」という言葉になると
これは抗生物質とかの細菌を壊したり
増殖を抑える薬のことを示すので、
本当に言葉って難しいわけです。
ちなみに
抗菌薬はウイルスには効きません。
そんでもって滅菌の「菌」。
この「菌」っていうのは
全ての微生物を示すわけで
ウイルスのことも含んでいます。
そうそうこれ大事なんですけど、、
新型コロナウイルスは「ウイルス」であって
微生物学で扱う「細菌」ではありません。
ここはキチンと理解しておきましょう。
なので、
どの消毒薬が何の病原微生物を対象にしてるのか
ちゃんとわかっていないといけないわけです。
消毒用エタノ―ルは
RNAウイルスである新型コロナウイルスに効果があるわけです。
でも、
消毒用エタノールはとても入手が困難になってるので
モノの消毒には「次亜塩素酸ナトリウムでいいよ」って
なってるわけです。
家庭用の次亜塩素酸ナトリウムというと
いわゆる「ハイター」の類ですよね。
これは「医薬品」とか「医薬部外品」ではなく
衣料用漂白剤なわけですが、
今回の新型コロナウイルスに対しては
有効であることが解っているので
消毒用エタノールがなければ
モノの消毒は「ハイターでもいいよ」となるわけです。
なんだかね、
ややこしいよね。
でもなんといっても「有効な手洗い」が一番いいわけで、
汚い手や汚染した物にどんなに消毒薬をかけたって
まったく効果ありません。
私、臨床の場でよくこう言って吠えていました。
「
に消毒薬どんなにかけたって
だからね!
ちゃんと洗え~!!」
ってね。
消毒薬たっぷりかけた
綺麗だと思います?
それを素手でつかめるわけないでしょ!
臨床においても日常にしても
まずは「洗う」こと。
手をきちんと洗うこと。
これだけでも有効なんです。
それを怠って
どんなにいい消毒薬使っても
なんの意味もなかったら
感染予防してるどころか
感染広げてることにもなるわけです。
今、本当に医療崩壊寸前。
かなり危機的状況です。
飛騨は患者さんいないから実感ないかもしれませんが
新型コロナウイルスに感染した患者さんの医療だけでなく
他の病気の患者さんの治療にも影響を及ぼす事態になってます。
医療スタッフが感染し、
院内感染なんてことになれば
もうそこは機能を失うだけでなく、
全ての患者さんの命に関わることも起こりつつあるのです。
なかなか想像できないかもしれませんが
消毒薬やサージカルマスクなど
不必要な無駄な使い方しないよう、
限りある資源ですから
正しい知識を持って有効に使うこと、
いま、とても大事だと思うわけです。
あ~あ、
また長くなってしまった。
でもこれでも言葉足らずだと思ってるのです、
ホントはね。
新型コロナウイルスの話題に必ず出てくる、
これらの言葉。
手洗いのことや
手指のアルコール消毒
モノの消毒として次亜塩素酸ナトリウムがどうだとか。
とても簡単なようでいて、
じつはちゃんと解っていないと
話しがかみ合わない、これらの話題。
看護学を学ぶ上では
当然きちんと理解していないといけないことですが、
「そうなんだ~
一般の人にとっては混乱する言葉なんだな」
最近つくづく思うわけです。
看護のカリキュラムには
解剖生理はもちろん、さまざまな看護学も学びますが
当然「微生物学」ってのも学ぶわけでして、
消毒とか感染症対策についても
しっかり学ぶわけです。
これはね、
今も昔も変わってません。
(古~い教科書引っ張り出してきてきちゃった~
もちろん新しいのも持ってるよ)
「消毒」とか「殺菌」って
法律に抵触する言葉でもあるしね。
「医薬品」とか「医薬部外品」以外のものには使えないしね。
だからそれ以外のものには使えない用語。
(消毒用エタノールは第3類医薬品)
じゃあ「除菌」って?
これ洗剤や漂白剤などの「雑貨品」に対する表示で
薬機法(旧薬事法)に抵触しないことを記されている
業界用語です。
「抗菌」って言葉も同じですよね。
でも「抗菌薬」という言葉になると
これは抗生物質とかの細菌を壊したり
増殖を抑える薬のことを示すので、
本当に言葉って難しいわけです。
ちなみに
抗菌薬はウイルスには効きません。
そんでもって滅菌の「菌」。
この「菌」っていうのは
全ての微生物を示すわけで
ウイルスのことも含んでいます。
そうそうこれ大事なんですけど、、
新型コロナウイルスは「ウイルス」であって
微生物学で扱う「細菌」ではありません。
ここはキチンと理解しておきましょう。
なので、
どの消毒薬が何の病原微生物を対象にしてるのか
ちゃんとわかっていないといけないわけです。
消毒用エタノ―ルは
RNAウイルスである新型コロナウイルスに効果があるわけです。
でも、
消毒用エタノールはとても入手が困難になってるので
モノの消毒には「次亜塩素酸ナトリウムでいいよ」って
なってるわけです。
家庭用の次亜塩素酸ナトリウムというと
いわゆる「ハイター」の類ですよね。
これは「医薬品」とか「医薬部外品」ではなく
衣料用漂白剤なわけですが、
今回の新型コロナウイルスに対しては
有効であることが解っているので
消毒用エタノールがなければ
モノの消毒は「ハイターでもいいよ」となるわけです。
なんだかね、
ややこしいよね。
でもなんといっても「有効な手洗い」が一番いいわけで、
汚い手や汚染した物にどんなに消毒薬をかけたって
まったく効果ありません。
私、臨床の場でよくこう言って吠えていました。
「
ちゃんと洗え~!!」
ってね。
消毒薬たっぷりかけた
綺麗だと思います?
それを素手でつかめるわけないでしょ!
臨床においても日常にしても
まずは「洗う」こと。
手をきちんと洗うこと。
これだけでも有効なんです。
それを怠って
どんなにいい消毒薬使っても
なんの意味もなかったら
感染予防してるどころか
感染広げてることにもなるわけです。
今、本当に医療崩壊寸前。
かなり危機的状況です。
飛騨は患者さんいないから実感ないかもしれませんが
新型コロナウイルスに感染した患者さんの医療だけでなく
他の病気の患者さんの治療にも影響を及ぼす事態になってます。
医療スタッフが感染し、
院内感染なんてことになれば
もうそこは機能を失うだけでなく、
全ての患者さんの命に関わることも起こりつつあるのです。
なかなか想像できないかもしれませんが
消毒薬やサージカルマスクなど
不必要な無駄な使い方しないよう、
限りある資源ですから
正しい知識を持って有効に使うこと、
いま、とても大事だと思うわけです。
あ~あ、
また長くなってしまった。
でもこれでも言葉足らずだと思ってるのです、
ホントはね。
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地域限定品種茶 近藤早生
2025年産の煎茶シーズンとなりました。
高山は旧暦だから。水引の兜飾り。
明日から3月、水引のおひな様を飾りました。
飛騨は旧暦ですが…。水引お雛さまのこと。
もう1月も終わっちゃいますね~。
2025年産の煎茶シーズンとなりました。
高山は旧暦だから。水引の兜飾り。
明日から3月、水引のおひな様を飾りました。
飛騨は旧暦ですが…。水引お雛さまのこと。
もう1月も終わっちゃいますね~。
Posted by 茶香房ひより at 22:20│Comments(0)
│日々の出来事