正倉院の裛衣香(えび香)を再現する。

2020年05月23日
正倉院の裛衣香

えび香と読みます。

正倉院には今に伝わる合香があります。

資料が残っていますので、

実際に調合することができます。


  上記の書き方は紛らわしいので、少々訂正。 (2025.5.6)

正倉院では奈良時代のえび香の成分に倣い調合したものを

明治時代から防虫目的として用いていたそうですが、

防虫効果ないことが判明し、

今は防虫香として使われていません。

防虫効果を検証した論文や

正倉院について書かれた書籍などに

使用した香原料とその調合割合が残っていますので、

実際に調合してみることができる、というわけです。



防虫効果を検証した論文のことを以前から知っていたので

ずっと ??? だったわけです。

いろんな書籍読み漁り、腑に落ちた次第です。

一日も早く訂正を、と思っておりましたが、

遅くなって申し訳ありません。



正倉院の裛衣香(えび香)を再現する。

といっても、

当時とお香原料の質は異なっていますから

100%香りを再現することは不可能なわけで。

香りは残りませんからね。

100年も、1000年も。

資料にある香原料を使い、

どんな香りかは想像することができるというもの。

正倉院の裛衣香(えび香)を再現する。
正倉院の裛衣香(えび香)を再現する。

とてもシンプルな調合ですが

その香りは重厚感とともに、

洗練された雅な香り、ですね。

今の人には、ウケないかもね。

私はやっぱり好きですけど。

金襴の袋に詰めて、

ミニ置き香なんて、素敵です。

掛け香にしてもいいかも。

使ってる香原料はとても高価なもの。

その辺で市販されてるものとは

ちょっと異なる、贅沢な香袋なのです。

正倉院の裛衣香(えび香)を再現する。




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