仏教とともに伝わった結び、修多羅。

2017年10月02日
お香調合、結びをテーマにしている、茶香房ひより。
仏教の伝来により、香とともに伝わったとされる結び。
この結びは「修多羅」と云います。
僧侶の袈裟の装飾として使われているのをご存知の方もあると思います。
本物は、とても太い紐で結ばれているため、
ものすごくずっしりとしています。

尊い経文が散らばってしまわないよう、結び留めておくもの。

仏教とともに伝わった結び、修多羅。

宗派によって、多少結びが異なっています。


写真の結びは、1.5mmの細い紐を使って結んでいます。

この結びが凄いのは、
あわび結びの応用で成り立っていること。
とても美しい、心穏やかになる結び。

以前はとても結べないと思っていた、この結び。
「そ~か、そうなんだ」と納得しながら黙々と結ぶ、修多羅の結び。

日本における、飾り結びのもとになったとも云われています。

身を守る、魔除けともされる、結び。

ひよりは、水引と紐の結びをしています。
まだまだ修行中。
この世界は、単なる手芸、クラフトの世界とも異なります。
いろんな歴史的背景、意味合いが存在しています。

高山祭の屋台には、様々な結びが施されています。
結びの美しさを知ると、
屋台観賞の仕方もまた変わるのでは。
そう思うのです。


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