見えない障害と本当にあった悲劇。

2018年01月19日
10年前に化学物質過敏症を発症し、
そこそこ病気と折り合いながら生活しています。


障害認定や難病指定を持っていれば、その証明ができても
化学物質過敏症に関しては、なかなか障害認定は難しいもの。
ましてや、国の援助、助成もありません。

理解していただける障害もあれば、
いまだ理解得られない障害も存在しています。

そんな見えない障害を抱えていると、他人だけでなく
理解できない家族や親族からも、言いたい放題言われます。

病気の苦しみは本人が一番苦しいわけで。

でも、その苦しさを何とかしてくれと思っている訳でなく

こういう見えない障害を抱えながら
なんとかこの世で生活している人もいること知ってほしい。
何かあったとき、気遣い、心配りしてほしい。

ただそれだけなんですけどね。

煽っている訳でもなく、騒いでいる訳でもありませんが。

見えない障害と本当にあった悲劇。

そんな化学物質過敏症、
この中部地方では2004年にこんな事件も起きました。

化学物質過敏症の妻の自殺ほう助の罪で逮捕され、
人生を翻弄された山内政治さんの事件です。

その山内さんも2009年「腸間膜内出血」で突然死されました。

高校野球の監督として「野球の定石」という指導書を書いていらっしゃる方で
その誠実なお人柄は、
いろんな方々から慕われていたことが、この本からも伝わってきます。




化学物質過敏症を発症している患者は
全国で70万とも100万人ともいわれています。

他の病気と違い、専門に診てくれる病院は少なく、
専門医は数えるほどしかいらっしゃいません。

これといった治療法はなく、生活環境を整えるしかない病気です。


いま、高機能洗剤、柔軟剤やシャンプー類など
日常頻繁に使われる生活用品の異常なほどのニオイで
体調を崩す方、そして化学物質過敏症を発症している方が多くなっています。


日常の暮らしで、取り返しのつかない病気を抱え込む。

ものすごく危機感を感じています。

これ以上発症者が増えないように。

そして、化学物質過敏症だけでなく
見えない障害を抱えて日々暮らしている方がいることを知ってほしい。


東京都で始まった取り組みで、

東海北陸7県で最初に導入した岐阜県は
昨年8月より活動を開始しています。


知っていますか? ヘルプマーク。


見えない障害と本当にあった悲劇。




















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