新たなる年をこのお茶で始める。天空の茶園「築地東頭」で。

2020年01月05日
年が明けてもう5日経ちますが

明けましておめでとうございます。

元旦から馴染みのお客さま

そしてひよりの暖簾が気になっていたという

初めてのお客さま方、

来店いただきありがとうございましたm(__)m

何やってんだかわかんないお店ですからね、

「そういうことなんですね~」

「だからそのお店の名前なんだ~!」などなど

謎がとけていただいたようで

本当によかった、よかった~(^^)





ということで

令和二年のこの新たなる年を

この煎茶で祝いましょう~(^^♪

馴染みのお客さまと始まった、新年茶会。

ここでこれを淹れないとね~ってことで

開封したのはこの煎茶。

日本茶インストラクターオスカルさんたちが

テレビの日本茶の番組で紹介する

この煎茶です。

取り扱いしているところはそんなにないため

とても珍しい煎茶であり

そしてなんといってもその価格でしょうか。

100g 1万円の煎茶としても知られている

静岡の山奥の標高800mに広がる

自然仕立て茶園、

築地東頭(とうべっとう)

弊店では「幾夜寝覚」として販売しています。



香味はネットでは伝わらないのがもどかしいのですが

日本茶、煎茶の概念を覆される

衝撃の日本茶です。

人生が変わるといっても大げさではない日本茶なのです。


























  

Posted by 茶香房ひより at 11:59Comments(0)日本茶インストラクター

今年はチャノキがたくさんの花をつけてくれました。

2019年10月24日


昨年から資料のひとつとして育てている、チャノキ。

学名は Camellia sinensis
カメリア・シネンシス

ツバキ科ツバキ属ですね。

とても小さな白い花を咲かせます。

通常、茶園では咲かせません。

それは次年度の茶の収量に影響してくるから。



ひよりは資料として育てているので

チャノキのありのままを観察しています。



品種はすべてやぶきた。

花をたくさんつけますが

実をつけることはありません。

それはなぜか?

チャノキは「自家不和合性」

自ら生殖できません。

近くに違う品種のチャノキがあって

昆虫が花粉を運んでくれば実が付きますけどね。



ツバキ科の仲間ですから

数日で花を落とします。

とても儚く、可憐な花。

椿の花より小さいですからね。

だ~れも気が付きません。

ほんのわずかな時を愉しむ、チャノキの花。

もうしばらく愉しむことできる…かな。

  

Posted by 茶香房ひより at 12:04Comments(0)日本茶インストラクター

普通煎茶を100℃の熱湯で淹れる、の巻

2019年10月15日
えっ!

そんなことしたらダメでしょ!

煎茶は80℃、1分でしょ。

ってツッコミ入れられそうですがね。



では逆に質問します。

  何故ですか?

  なぜ80℃なんですか?

  どうして1分って決まってるのですか?


  じゃあ温度を低くして

  玉露みたいに淹れることできないんですか?



どんな茶葉で、

どのぐらいの茶葉の量、淹れる水の量

そしてどう淹れるか?



なぜ熱湯で淹れるのか、その理由があれば

間違ったことではないんですけどね。

もちろん安い茶葉はできませんけどね。



そうそう、玉露だからっていって

いい茶葉ってこともないわけで。



上質な煎茶だからこそ

玉露以上の香味をもってるものもあるわけで。

煎茶を低温でじっくり、

そして雫のように淹れることもあるわけです。




茶葉や道具、淹れ方を考える。

how-toやインスタ映え

パフォーマンスにブランディングばかりに囚われていると

茶の本質からは遠ざかるばかり。



熱湯で淹れた、本山の一番茶。

苦いと思ってる?

そんなことないんです。

ホッとするお味です。


  

Posted by 茶香房ひより at 18:48Comments(0)日本茶インストラクター

常滑焼平型急須、入荷してます。金属網ではありません!

2019年09月29日


上質な日本茶を愉しむための、

用と美を兼ね備えた、高品質の常滑急須。

常滑焼ならなんでもいいというわけではありません。



全てが計算つくされ、

淹れることにおいて優れており、

またその姿も美しいこと。

普通煎茶を淹れるための急須。

普段目にされるのは金属網だと思いますが、

これは同じ素材が使わている、陶網。

金属ではありません。



本日平型急須入荷しました。

そのうち二点はお客さまご注文の品。

すでに行き先が決まってます。


こちらの急須。



印花の平型急須。

オスカルさんのNHKテキストにも登場した平型急須と

同じデザインのもの。

淡い緑が美しい、急須。





良い急須で上質の日本茶を愉しむ。

贅沢なことのように思われますが、

じつはとても経済的。

長い目で見れば、ペットボトルより安いんです。

それに美味しいですしね。

飛騨は「深蒸し茶」がほとんどですので

煎がきかないと思ってる人も多いけど、

本当に美味しい日本茶は、

少なくても3~4煎は軽~く楽しめちゃう。

煎を重ねるごとに変化する、日本茶の香味。

それが楽しめるのが他のお茶との違いです。

おなじ、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis)なのにね。

そんな日本茶の世界に少しずつ興味をもち、

愉しんでいる飛騨の方が

少しずつですが増えてるんです😄


  

Posted by 茶香房ひより at 17:44Comments(0)日本茶インストラクター

焙烙使って、とても贅沢な「ほうじ茶つくり」

2019年09月20日


ほうじ茶って、買ってくる?

いえいえ、

ご家庭でもさっと手作りすることできるんです。



焙烙という道具を使い、作ります。

焙烙をコンロで熱し、

そこに茶葉を投入。

手を止めないようにして

一気に炒っていきます。

しっかり焙烙を振り続けるのがポイントかな。



炒り終わったら

お皿の上に広げましょ。



こ~んな感じにでき上がります。



あとは急須で淹れるだけ。

香ばしいほうじ茶の完成です。

なんてったって、できたてホヤホヤ。

買ってきたほうじ茶と比べものになりません。



ちょっと贅沢に

いろんな品種の茶葉で炒ってみるのも面白い。

香味がそれぞれ異なりますからね。

使い残しの茶葉も

ほうじ茶にすれば、とても美味しいものですよ。




こんな体験もやってるんです。

ご興味あるかた、

どうぞお問い合わせくださいな。




















  

家庭画報9月号は「シングルオリジン」の日本茶の愉しみ方紹介しています。

2019年08月22日


世界文化社「家庭画報 9月号」

「日本茶」進化する美味と題し

"日本茶のいま"を紹介しています。




東京 表参道の日本茶カフェ「茶茶の間」店主

和多田さんが登場し、

シングルオリジンの魅力や

その楽しみ方を提案しています。

またQ&Aもありますから

日本茶にご興味のある方は必読です。

「茶茶の間」の和多田さんは

シングルオリジンのパイオニア的存在。

書籍も出されていますから

特別な日本茶にご興味お持ちの方ならば

持ってらっしゃるかもしれませんね。




というわけで、

茶香房ひよりも弱小ながら

「シングルオリジン」を専門に取り扱う

日本茶専門店のひとつ。

掲載されているのと同じ茶器を使い

実際にシングルオリジンを楽しむことができるわけで。

(平型急須もお取り扱いしてますよ)



さぁ~やってみよう、ということで








ネットでは香味が伝わらないですからね。

その香味は

日本茶なのに

皆さまが知ってる日本茶ではありません。

あしからず。






  

Posted by 茶香房ひより at 08:58Comments(0)日本茶インストラクター

お待たせしました、シングルオリジン及び普段使いの日本茶入荷しました。

2019年08月21日
ひよりでお取り扱いしている日本茶。

普段使い用のものでもであっても

一般に販売されているものと比べ価格は高め。
(他店の高級日本茶並です)

それでも「これじゃないとダメ!」というお客さまが

地元の方で少しずつ増えてきました。

ありがたいことです。

お盆で売り切ってしまったもの

在庫薄になった煎茶でご迷惑おかけしましたが…


大変お待たせしました。

「本山の一番茶」「月の桂」

そして玄米茶「日月」、

本日入荷いたしましたよ~(^O^)/




また、在庫薄になっていた

シングルオリジンの煎茶も入荷しました。

長い間お待たせして、申し訳ありませんm(__)m




  

Posted by 茶香房ひより at 15:51Comments(0)日本茶インストラクター

8月4日中日新聞サンデー版の紹介、忘れとった(-_-;)

2019年08月06日
8月4日の中日新聞サンデー版

ご紹介を忘れとりました(>_<)



特集は「再発見 日本茶の魅力」

スウェーデン出身の日本茶インストラクターである

ブレケル・オスカルさんが日本茶の魅力について紹介しています。

じつはオスカルさん、

岐阜県にゆかりのあるお方。

岐阜大学に一年間留学していたのです。



飛騨で日本茶と云うと、香典返しの深蒸し茶のこと。

ほとんどの飛騨の人は、

「日本茶を買ってまで飲まんな~」とおっしゃいます。

美味しいんだか何だかわからずに、

ただ減らすために使ってる人も多いんです。

そういう私の実家もそうでした。

でも、ちょっと視線を変えて

奥深い日本茶の世界に関心を持ってみませんか。

今日は火曜日ですからね。

サンデー版引っ張り出してみてくださいね。



オスカルさんが解説している

良質なシングルオリジンの日本茶は

茶香房ひよりでも扱ってます。

和菓子だけでなく、

洋菓子や果物との相性も抜群な

シングルオリジンの煎茶。

是非試してみてくださいね。

  

Posted by 茶香房ひより at 10:19Comments(0)日本茶インストラクター

この上なく贅沢な、氷出し煎茶の飲み比べ。

2019年05月30日
急須で日本茶を淹れる。

お湯でなく、氷で淹れる。

氷がゆっくり溶けるのを待つのも、

とても贅沢なもの。

そんな楽しみ方もできるのが

上質な普通煎茶の面白さ。

安い煎茶や深蒸し茶では

この醍醐味は味わえないのです。



この上なく贅沢な氷出し煎茶。

もちろん、上質な品種茶使用。

酔うほどの濃厚な香味。

病気のためお酒飲めなくなった私ですが、

これは日本酒のように楽しめます。


日本酒に例えるならば、

コクがあり、どっしりとした甘口の「山峡」



キリッと爽やか、辛口の「近藤早生」



ってとこでしょうか。


もちろん使う道具は

常滑焼の平型急須。

磯部輝之さんの作。

日本茶を美味しく淹れるために

計算つくされた、特別な急須です。

もちろん金属網じゃ~ありませんからね。



キュッと一杯。

う~ん、こめかみに響くのです。


※予約頂かないと無理ですが

  「これ、飲んでみたい!」って方。

  ご連絡いただければご用意いたします。

  (一応日本茶専門カフェなので(^^;))

  ただし、

  来店1時間前までにご連絡をお願いいたします。
  

Posted by 茶香房ひより at 16:13Comments(0)日本茶インストラクター

上質な煎茶はなぜ光沢があるのか?

2019年05月09日


ひよりの店先に観賞用に育てている、チャノキ。

品種は「やぶきた」。

飛騨は経済的茶園は存在しませんから

チャノキをご存知ない方も多いもの。

どんな植物なのか?

製茶という言葉もご存知ないと思います。



飛騨ではほぼ「深蒸し茶」が多いので

普通煎茶を見ること自体、あまりないとは思いますが

上質な煎茶ほどツヤツヤと光沢があるものです。

綺麗に撚れて、一本の細い線のようになります。



質の悪いもの、

また、二番、三番と葉っぱが固くなると

当然艶もなく、撚れることもありません。





こうやって観察すると

上質な煎茶に光沢があるのは当たり前のこと。

今だけですからね。

せっせと観察の最中なのです。



もちろんひよりは煎茶を専門に扱う、日本茶専門店。

静岡の上質な希少品種の煎茶、

一番茶のみのほうじ茶、玄米茶をお取り扱いしております。

価格はちょっとお高いですが

ほとんど出回らない希少なものばかりですからね。

日本茶の味にうるさい方々に静かにご愛用頂いてます。

2~3月にNHKで放送されていた

まる得マガジン「魅惑の日本茶」でご紹介されていた

7種類の品種茶も販売しておりますよ。

母の日、父の日の贈り物にもいかがですか?













  

Posted by 茶香房ひより at 12:32Comments(0)日本茶インストラクター