蓬莱山に登る龍を表す、蓬莱飾り。

2021年12月30日
そんなに積極的にご注文を承っておりませんが、

今年も作らせていただいた、

ヒカゲノカズラを贅沢に使った、掛け蓬莱。



お客様のご依頼の形に纏めます。

遠方に送らなきゃいけないから

とても気を遣う飾り物。



ひよりの掛け蓬莱(洋風)も

新旧交代となります。


ご注文いただいてたぶんも

なんとか落ち着きました。

あとはオーナー宅と私の分。



シンプルに。

蓬莱山に登る龍を表す

蓬莱飾りにも見えるように仕上げてます。


これで最後、うちの分。

もう材料乏しくなってきたしね。

であればあれを使おう!

ローズゼラニウムの束を一緒に組み込みます。



シンプル、

そして香り良し。

最高じゃん!

いい年迎えられそう、

だといいな。













  

Posted by 茶香房ひより at 18:09Comments(0)日々の出来事水引、飾り結び

水引の寄せ植え風ミニ飾り。

2021年12月23日
水引で、

寄せ植え風ミニ飾りを作る。



「ちゃんとそう見えますよ~!」ってことで

急遽作られる生徒さんも。



SDGsとか

環境に配慮、とか

作る責任、使う責任とか。

いろんなこと言われるけどね。



縁起ものだからこそ

素材にもこだわる。


土に還る。

大事なことだと思うわけです。


  

お年始の健康、長寿願う縁起ものだから。屠蘇散作り講座。

2021年12月21日
今年もたくさんの方々にご参加いただきました。

県外の馴染みのお客さまはもちろん、

今年は市内から

ご紹介で参加いただく方も増えました。

大きく告知してないのですが、

本当にありがたいことです。



和の文化を知る、

屠蘇散作り体験講座。


生薬を細かくするための

薬研も使いますよ。





毎年参加の方々から

「とても飲みやすい」と好評のこの屠蘇散。




もともとは宮中行事ですからね、

知らない人もたくさんいます、屠蘇散のこと。

元旦にお酒飲むのが「屠蘇」じゃないですからね。

これを漬け込んだ薬酒が「お屠蘇」。


縁起ものですから。

コロナ禍だからこそ、

健康、長寿を願う、この国の伝統行事。



寅年の来年

いい年でありますように。

願いを込めて

屠蘇延命散を作るのです。

※この講座は
岐阜薬科大学元学長の水野瑞夫先生の監修のもと開催している
茶香房ひよりオリジナル講座です。


  

Posted by 茶香房ひより at 15:21Comments(0)日々の出来事ワークショップ、講座

水引で作るお正月飾り作り。

2021年12月14日
今年はコロナ禍の影響もあって

積極的に水引講座を開催してませんが、

そうはいってももうすぐお正月。

長く通ってくださる生徒さんメインですが、

個別レッスンでの

お正月飾りの準備講座開いてます。



お正月といえば

おめでたいモチーフの松竹梅。

この松は難しいよね。

とにかく練習あるのみ、かな。



小さなミニリースもとても可愛い。

こちらも松竹梅をモチーフにしたもの。



いろんな結びを練習して

素敵な飾り、できるといいね。

来年こそはいい年になりますように。

思いを込めて水引を結ぶのです。

  

「あっ、やっちゃった~」ということで、メディシナルアロマテラピーセルフケア。

2021年12月06日
「あっ!やっちゃった~」

ハプニングはある日突然やってくる。

さぁ~どうする?

セルフケアの範疇か?

きちんとアセスメント必要です。



そうと決まれば、何をするか?

まずは初期対処が肝心です。

それが落ち着いてのアロマケア。



もう20年近くアロマテラピーに関わってますが、

ラベンダーの精油は本当に大・大・大嫌い!

その中でもアングスティフォリアは大の苦手。

そうはいっても

「これじゃないとダメ!」という場面もあるわけで。

あって良かった、ラベンダー3兄弟。

いい香りと思ってしまう、ということは、

いままさに必要としてる証拠なわけで。

この精油たち使っての

まずはファーストケアを続けましょ。



そして次の日、

大事には至らなかったけど

なんだかカサカサ、このままじゃね…

ということで、

シアバターがあればササ~ッとバームの出来上がり。

本当はローズヒップ油がいいんだけど、

手元にあるこのオイルでも十分でしょ。



精油は「これ」と「これ」のあれを期待して

決めた濃度の敵数入れて完成です。

使いきれる量で作ります。

一度にたくさんは作りません。

使うときには芳香蒸留水も一緒に使います。

本当はラベンダー・アングスティフォリアの

ウォーターがいいんだけどね、

まっ、ドクダミでも大丈夫。




今回のこのケースの場合、

セルフケアの範疇だと判断できるだけの

ちょっとした知識と経験、

そしてその場のすばやい状況判断と対処が必要なわけでして。

アロマテラピーって

香りのことばかりだと思ってる人多いけど、

どんな目的でその精油を使うのか、

そしてどんな方法でそれを使いこなすのか、

これがメディシナルアロマテラピー。

「癒し~」のものとは一線を画すのです、

というお話しでした。

あっ!

何をやらかしたかは聞かないでね~(-_-;)




  

「美味しく日本茶を淹れる」を科学する。

2021年12月03日
日本茶を美味しく淹れる。

ひとことでいってもねぇ~

何が美味しいのか?

どうすれば美味しくなるのか?

そこまで考えて「お茶を淹れる」ということしてる人、

ほとんどないような気がするわけで。




日本人の日本茶離れが進んでる、とか、

「日本茶の普及」なんて目標がよく聞かれるようになり

じゃ~本当に日本人は日本茶を飲まなくなったのかといえば、

ぜんぜんそんなことはないわけです。

けっこう飲んでんじゃないですか~

ペットボトルもあるし、

サービスエリアとかにもただのお茶おいてあるしね。

外食の店に行けば黙っていても提供されることあるし。

まぁ~それが美味しいかどうかってことは

あんまり関係ないわけですが…




先日、

「お客さまやお友達に日本茶を美味しく淹れたい!」

とのご相談を受け、

実際にお使いの急須と茶葉もお持ちいただき、

それを使って実際に淹れていただいたいたり(普段のやり方で)、



美味しいとは不味いとはどういうことなのか、とか、

日本茶の茶葉のそれぞれの特徴

美味しく淹れるためのいくつかの条件、

そしてそれを淹れるための道具についても

詳しくお伝えいたしました。




最近はちょっとした日本茶ブームで

本や雑誌などでもいろいろ取り上げられておりますが、

多くの書籍に書いてある

「1人分茶葉3g、70~80℃、1分」 という

判で押したような淹れ方が

じつはどういうことなのか?

意外とわかってる人は少ないもんなんでございます。


本当に良質で、茶葉を淹れるのに適した道具であれば

茶葉の量を加減したり、淹れる時間を調整したり、

水もいろんな温度帯でも楽しめることができるんです。

私たち消費者は茶葉の栽培や生産などに

直接かかわることはできませんが

どのように茶葉が作られるのか?

どのように私たちのところに届くのか?

そのことがわかるだけでも

いい茶葉を購入するヒントがいっぱい見つかるわけです。

道具もね、

パフォーマンスや映えだけでは美味しく淹れることはできないし、

その道具が何を淹れるためのものなのか、

その特徴や使い方などわかってないとね。

なんでもいいってわけじゃないんだよね~。




ちょっとした知識があるだけで

味や香り、もてなし方も大きく変化するもの。

ちょっとボリュームある講座になりましたが、

お客さまに満足いただける淹れ方になりますように。

頑張ってね(^^♪